ストレスチェックの功罪
自分の会社ではストレスチェックを事業として実施しています。
高ストレス社会と呼ばれて久しく、患者数もどんどん増えていると報道されています。 精神疾患に対する知識と理解を深めないと、人材は集まらない世の中でもあります。そんな中で、ストレスチェックシステムを提供する側の立場として、いくつか感じたことを書いてみたいと思います。
1.目的の重要性
ストレスチェックは、精神疾患にかかっている人を見つけ出すものではありません。職場環境改善こそが重要な目的です。なので、受検する会社や組織の概況がちゃんと把握できないと、目的に外れることになります。
2.職場の可視化
職場全体のストレス状況などを、数値化あるいは可視化した取り組みを初めて実施したお客様が大半でした。職場は数値化できる、ことに気付かれたお客様からは、「もっと知りたい」というご要望を頂いています。
3.工夫の余地
ストレスチェックはコストではありません、人に対する投資です。なので、安価なストレスチェックはそれなりのアウトプットとなります。
ストレスチェックは、色々な工夫により「人への投資」として位置づけることが大切です。ある外食チェーンでは、アルバイトの募集要項に「ストレスチェック実施」と記載して応募者を増やしたり、勉強会や小集団活動を通して理解を深めたりしています。
せっかくの制度です。活用と工夫を是非お願いします。
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