人と組織のその先に

人事・組織コンサルティングとITのマッチアップについて、日々感じたままに更新します

2017-01-01から1年間の記事一覧

働き方改革と労働者の収入

大和総研が興味深いレポートを出していました。 「働き方改革で、削減された残業時間が他の労働者や新規労働者へ分配されなかった場合、年間8.5兆円の所定外給与が下押しされる」というものです。所定外給与=企業にとっては支出なので、削減された所定外給…

キャプテンの存在

記事のご紹介です。 当社の組織診断でも同様の結果が出ています。 優秀な社員ではなく、優秀なバイトリーダーが業績のカギを握っていました。 でもアルバイトから社員にした途端、、、 www.businessinsider.jp

コミットメント経営

コミットメントというと、関わりとか責任とかとても難しい言葉が並びます。ただどうも日本語での使われ方と海外での使われ方は異なっている気がしてなりません。ただのニュアンスなのかもしれませんが、、、 さほど経験がない自分が言うのも何ですが、ご存知…

働き方の未来2035 その3

2035年。自分は、、、73歳。と考えると、自分には関係のない世界のように思えてしまう。でもその時期にはこの報告書にあるうち、いくつかは実現しているはず。 では今から20年前の1995年。自分は新潟県の長岡市にある工場の総務課にいた。 「働き方の未来203…

働き方の未来2035 その2

さらにこんな一節も 「チャンスを生かすには、新しい労働政策の構築が不可欠しかし、そのような恩恵を、働くすべての人、そして経済全体にもたらすには、技術革新や産業構造の変化に合わせて、あるいはそれを先取りする形で、新しい労働政策を構築していく必…

時間評価の終焉

以前書いたブログの中の「働き方の未来2035」という厚労省が2016年に開催した懇談会の報告書があります。 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000132302.pdf これを改めて読み返すと…

善人と孤独

ほとんどの日本人は、他人との「比較」で向上心を煽られている。自分を高めることは他人との比較ではないにもかかわらず、、、 比較することでしか人を評価できないとしたら、イノベーションは起こり様がないのではなかろうか(自戒を込めて)。 president.jp

アップルの社員証

有名な話ですが、こんな内容です。でも重要なのは、このルールの目的。目的は「成功するためのルール」ということです。でも、これらを達成しようとすること、それが基本なんだと思います(自省を込めて)。 古いものは手放し、未来を最大限に生かせ。 常に…

既に1人当たりGPDは...

既に世界の中で名目GDPランキングは22位です。 もはや先進国とは言えない、にもかかわらず過去の成功体験にしがみつくのは、もはやゾンビのようなもの。 価値観の違いを容認しない文化。「普通はこうするだろう」という過去の成功体験。批判とダメ出しだけで…

労働時間の定義

朝礼は立派な「業務指示」なので労働時間でしょうね。この記事には、「参加しないと不利な取扱いを受けるなら、労働時間に該当する」とあります。体操が労働時間となると、いい加減に体操してると査定が下がるということ。。。ということは、この会社では、…

組織の功罪

元気のない個人と組織の関係は、ミカン箱と中のミカンに例えられます。 ミカン箱全体が元気がないと、一個だけ元気があってもやがてダメになる、というもの。 逆もあり得ることは経験上知ってます。

人手不足と人材不足

人手不足って言葉が飛び交っていますが、、、果たして、「人」は「手」なのでしょうか? という疑問から「人材」や「人財」という言葉ができたと聞いています。 「手」ではなく、どんな仕事でも必ず知恵を使っているのが人。 だからストレスもかかるし、ドラ…

少子高齢化=働き手の減少+社会保障負担アップ

2015年の労働生産人口は76.8百万人でした。バブル期は86.0百万人でした。 25年かけて9.2百万人減少したことになります。当然ですが、65歳以上の方は増えています。この25年で19.2百万人増えました。働き手の減少は年金負担が増えることに直結します。 単純計…

組織の自己肯定 ふろむ心屋さん

心屋仁之助さんの講演を聞く機会がありました。頑張る教からの離脱(笑)や、自分は素晴らしい、という言葉を発して、自分を肯定する・認めようとする内容でした。と同時に、頑張れば結果が出る(実際は結果はどんどん向こうへと行ってしまう、馬と人参の関…

HRってHuman Relation ?

最近、人材ということばの代わりにHRってよく聞きます。欧米では人事部のことをHRと普通に呼びます。 このHRってHuman Resourceのこと(人的資源)ですが、Human Relationsの短縮形でも使えるかなって思っています。 いかかでしょう。 #人間関係 #HR

ストレスの原因その2

職場の人間関係がストレス原因第一位と昨日書きました。その出典はこちらのレポートです。 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000060315.pdf その抜粋がこちらです(1人3つまでの複数回答)。 平成19年に職場の人間関…

ストレスの原因

厚労省の統計だと、仕事上のストレス原因の約4割は職場の人間関係。ついで仕事の質、仕事の量と続きます。 今巷で議論されている「働き方改革」。ストレス原因の一位に対策をせず、主に仕事の量にフォーカスされています。 自分達でやるしかない、ということ…

学生の疑心暗鬼

リクルートスーツの件が東洋経済さんの記事にありました。 学生は想像以上に「敏感」です。 toyokeizai.net

閑話休題 猫が(=^・^=)

6/8に猫が来ました。動物を飼うのは初めてです。 保護される立場ってとても可愛いです。人も動物も一緒なのかもって、ふと思いました。 2月が経とうとしていますが、既に段々と...

組織と個人の関係

人がいて組織ができます。そして企業は組織で行動します。 人が先とか組織が先ではなく、企業にとっては両方「先」です。 一人ではクリエイティブになれないけど、組織だとなれるんですね。 #働き方改革 #組織診断 #可視化 #数値化 #経営資源

心の病

心技体という言葉があります。柔道の言葉でしょうが、技を支える体、その両方の根幹が心。 この心→技→体という順番は、ビジネスでも全く同じ。 forbesjapan.com

ストレスチェックの功罪

自分の会社ではストレスチェックを事業として実施しています。 高ストレス社会と呼ばれて久しく、患者数もどんどん増えていると報道されています。 精神疾患に対する知識と理解を深めないと、人材は集まらない世の中でもあります。そんな中で、ストレスチェ…

人・モノ・金

経営資源の代表、人・モノ・金。測定(可視化)しやすいのは金→モノ→人。 でも、事業は人→モノ→金の順番で作られます。だから、人や組織の数値化、可視化が求められるようになったと思います。何故なら、他の経営資源の数値化はほとんど出来ているのです。 …

プロジェクトの概念

日本でプロジェクトというと、期間限定で様々な部署から多様な人が集められるイメージです。 もし、プロジェクト期間が決まっていて、成果配分も決まってあって、必要な業務の設計がされていれば、そのプロジェクトのために集められる人材は社内で調達する必…

MBAの本質

あるMBAホルダーが、MBAの本質を「資本家の為の経営実務」と表していました。 資本家が投下した資本を如何に早く、如何に最大化するかを学ぶことがMBA、だそうです。 理にかなった、利にかなう考え方。

リクルートスーツと働き方改革

反発を承知で敢えて書きますが、真夏の日本でリクルートスーツを着ないと面接すらできないとか、手書きの履歴書でないと書類審査通らない会社が、働き方改革を語っても真実味ないと思うのですが。

働き方改革

古くて新しい課題ということは、ずっと課題。 人事管理、労務管理の本質は実は変わっていません。こんな本を見つけました。昭和48年発行です。 手書きと活字の違いこそあれ、人事の仕事に数字が多いことは一目瞭然ですね。人事の世界にやっとITの波がやって…

就職、就社、就業

会社を辞める、いつかは誰もが会社を辞めます。辞めるには目的があります。新しい仕事、新しい土地、実家の事業承継、結婚、出産… 新しい仕事に就くにせよ、休暇を取るにせよ、究極のワークライフバランスが退職、かもしれません。 とかく一つの企業に縛られ…

企業人事の考え方

かつて、某電気メーカーの人事部門に9年間在籍していました。 9年間といっても、本社の人事部人事課に3年、労務に3年、工場総務に3年。とても「計画的」異動をさせていただきました。本社の人事の時に、要員計画を作成するよう指示がありました。多くのメー…

働き方の未来2035

こんな懇談会が厚生労働省で行われていました。 「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」懇談会 |厚生労働省 2016年1月から同年8月まで様々な議論がされたようです。報告書は38頁にわたるのですが、少子高齢化の現状と技術革新のトレンド、働き方…